レイライン感想

烏丸小太郎

ネタバレあり感想。

そのうち書き直す可能性大。

◆黄昏時の境界線

途中までは事件や学園長に振り回されるだけでうーんといった感じだったんだけど終盤に入ってからは面白かった。でも全体的には地味かも。
人形のスミちゃんの話で泣きそうになった…。ああいう話に弱いんだよ…。再会できたときすごく嬉しかった。
みっちーの本当の名前を言わされるシーン好き。モー子ならそうするよなっていう。

正直サブヒロインのシナリオは面白くない。これは2部以降も一緒。イチャイチャしているだけで終わる。
キャラは可愛いんだ…。眠子ちゃんは妄想力ヤバくて暴走しつつも包容力あって可愛かったし、鍔姫ちゃんは2人とも不器用な感じでニヤニヤはしたけど、ストーリーにはなんの関わりもない。まぁネタバレがあるからだろうけど…。もうちょっとなんとかしてほしかったな。あとみっちーが優柔不断(笑)

静春ちゃん乙女ゲーだったら攻略したい…。

◆残影の夜が明ける時

キャラクターが増えて色々引っ掻き回される。ハイジのキャラはちょっとイラッとしたけどストーリー的には重要。ルイは単純に格好いい。ハイジに毒を吐くときのマシンガントークめっちゃ好き。ハイジへのイラッとした気持ちが中和される。
夢の中の世界はみっちーのトラウマのシーンとか個人的に好きなんだけど、絵的にインパクトあったのは眠子。ぶれないなぁ。
リトは人間ではないだろうなーとは思ってたけどまさかラズリットにつくられたホムンクルスだったとは。学園長ともも先輩の正体のほうがびっくりしたけれども。学園長がやばいことしてると分かりだしてからは止め時が分からなくて睡眠時間削った。
ルイが魔女(マギエ)の力を開放するときのシーンめっちゃ格好いい。なんだかんだハイジを大切に思っているというのもポイント高い。
しかし見せ場あったのはみっちーとおまるだなぁ。遺品(ミスト)の力で魔法陣をぶち壊すシーンは燃えた。イベントCGも格好よかったし。その後の展開は辛すぎて泣きそうになった。おまる…! そんなぁ…。
夢の中の世界でおまるが女の子になったのは性転換したんじゃなくて元の姿の戻ってたんだなと分かったときはなるほどなーと思った。髪の色は似てたけど目の色は違ったからあれっとは思ってたんだよね。
夜の生徒の真相を知ってからは前回の眠子ルートを考えると複雑な気持ちになる。眠子の体は本当は…。

今回のサブヒロインはハイジと学園長だけど、ハイジはともかく学園長のルートがなくてもいいレベルでうすかった。しかも敵の策略ぽいし。
あと前回のラストのクピドの弓の事件のせいで他のキャラとくっつくと微妙な気持ちに(あれは正史?)。モー子が無かった事にしているのが救い…?? それとも分岐する世界線ではあの事件は無いのか。

終わったあとみっちーの体のこととか満琉は火事のとき何をしたんだとか考えてしまった。20年前の生徒のこともあるしなんかもう色々辛い。
モー子との関係はあそこまでしといて保留ってそれでいいのか? と思ってしまった。

◆朝霧に散る花

OPムービーでおまるの名前紹介無いの辛い…。曲はめちゃ格好いい。
20年前の事件のことを調べ始める。みっちーが二十歳だと判明(笑)
満琉とみっちーの会話和む…。前回の最後の会話だとどれくらい仲が良いのか分からなかったから安心した。みんなでピザ食べるシーン和やかで好き。兄妹揃って辛党なのをモー子に引かれて困惑する満琉可愛い。
保留と言いつつモー子のことをからかうみっちー…。プレイ中はどうしてもモー子側を味方しがちで程々にしてあげてよ…と思っていた。素直になれないモー子にも非があるんだけどさ。
遺品を使って過去を調べるのはワクワクした。早く日記の続きが読みたくてストーリを進めていたと言っても過言ではない。
アーリックは…暗示なんて掛けられてないと言いつつすでに掛けられていたという…。おいおい。
雛ちゃんが真ん中に立っていて両脇にホムンクルス2人が立っているイベントCG格好よくて好き。歯車の上に立っているやつ。悪の幹部とその手下って感じ。
こちら側がかなりの不利でどうなるんだとドキドキした分ルイが目覚めてからの展開は熱くて好き。黒谷は敵に暗示でも掛けられてんじゃないかと疑ってたよ。ラズリットの遺品で自分の存在が消えるとか言ってたからめちゃくちゃホッとした。タイムパラドックス的にはどうなったのか気になる。モー子の行動は織り込み済みだったということなのか。(おまるの件にもそれは言えるが…)
やっぱりルイ格好いいなー。音に関することなら遺品の力を模倣できるのさすが魔女ってかんじ。
アンデルが出てきてからの種明かしはスッキリできてよかった。みっちーもちゃんと告白したし!
満琉がアンデルの生まれ変わりなのかなーと思ってたからみっちーのほうが魔女だったのには驚いた。魔力のパスを切るところの久我兄妹の会話とイベントCG良い。家族ものに弱いので…。泣く…。
魔女の力取り戻してからのみっちーはイベントCGもBGMも格好いい! 夜の生徒たちはもちろん雛ちゃんも救われてよかった…。くみちゃんめっちゃいい友達じゃん…。現在のおまるについては全然伏線に気づかなかった。悔しい。
ドイツ組が帰るときアーリックがルイに毒を吐かれているシーン笑った。やったことを考えれば責められるのは仕方ないよなぁ。失態さんって呼ぶね。

なんと今回本編中にエロが無かった。別に無くていいけど。全部アナザーストーリーとアフターストーリーで添えてある(笑)
アナザーストーリーはみっちーが魔女の力を持ったままで学園に入学したらという設定。リトがヒロイン。展開は読めたけどリトみたいなキャラ好きなので楽しめた。リト可愛い。
他のキャラは夢オチばかりだった。眠子のだけは夢だけど夢じゃなかった状態だったがどう捉えればいいんだ…。
モー子のだけは正当なアフターストーリー。今までの夢オチエロで思ったがモー子は自分の夢なのにどうしてみっちーに加虐趣味があると思うのか。自分がドMなのでは?🤔
…それは置いといて。
お話としてはプロポーズしてかなりきれいに終わった。体は自分で治せるらしい。まぁ魔女なんだからそりゃそうだよな。

いやー途中はハラハラしつつ最後は大団円で面白かった! 伏線も回収されてすっきりできたし。欲を言えば雛ちゃんと学園のその後の様子がもっと知りたかった。
BGMもテーマ曲も格好よくて聴き返してる。しばらく余韻に浸ってからまた読み返したりしたい。